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何気ない毎日に君と色を添えていこう

風が強く吹いている

本日のメインイベント。

ということで、たぶん本命だと思われる試写会*1には見事にスルーされたけど、こっちに引っかかりました!ただでは起きないOTK! 1枚で1人入場だったので1人で行ってきたんですが、諸事情で仕事終わるの遅れるわ、会場は初めてのところだわ*2、たどり着けないかもとかなり弱気でしたがなんとかなりました。後ろの席が女子高生で「小出くん来たらどうする?」「てか、けーすけ*3以外来てもわかんねぇ」とか沸いていたのが新鮮でした。私、けーすけ以外でも全然萌えられるけど? まぁ誰も来なかったですけどね。
以下、ネタバレありですので気をつけてください。

【風が強く吹いている】






とても爽やかな柔らかい映画でした。

ストーリー的には先の読める展開でしたけど、瞬間瞬間に関しては、わかっていてもハラハラしちゃう気持ちになったし、2時間13分があっという間でした。ただ、主演が小出くんなんですけど、林くんを推したいのか、主役としてのエピソードが少し弱い気がしました。小出くんがどうというんじゃなくて、寧ろ小出くんは、ルーキーズの御子柴役もそうだけどああいう、強い信念を持って何かをやり遂げる役というのは合ってると思うので、もうちょっとハイジ*4寄りでも良かったかなぁと。カケル*5の印象の方が強い感じ。いっそカケルをメインにするか、そうでなければ、がっつりハイジ目線にしてカケルの事はもうちょっと客観的に見ても良かったんじゃないかなぁと。両方に焦点を当て過ぎていて逆にぼやけた感じがしました。ただ、それ故か終始ほんわかな雰囲気の漂う映画でした。正直もっとスポ根モノ、ケンカして分かり合って強くなる的な感じなのかなと思ったんですが*6、そこまで重くもなく、結構くすくす笑えるシーンもあったし、私が思ってたよりはカジュアルだったかなと。あ、カケルって聞くとどーりと壮ちゃんを思い出しちゃう重度のかえる厨ですすみません。劇中何度も呼ばれるからそのたびに思い出しちゃってマジ俺自重でした。
そう、カジュアルといいつつも、泣かせどころもありまして。いちばん泣いたのは、ちゃんなかとあっちゃんのところです。正直、10人も俳優がいて、そのうち小出くんと林くんが話のメインだとしても、あと8人いるわけですよ。どこまで見せ場があるのかなと思っていたのですが、あの二人、主役・準主役の次にオイシイですよ、オイシイとかいうなって話だけど。ちゃんなかで泣かされて、あっちゃんで泣かされて、あ、あっちゃんのシーンの時は会場でもすすり泣きが聞えてましたよ。ちゃんなかが「王子」って呼ばれてるんですけど、ちゃんなかに「王子」ってつけた人、天才! ちゃんなかずば抜けてカッコよかった(*´∀`) 王子はOTKなんですが、あの甘えたな喋り方がなかなか良かったと思いました。ただ、ちゃんなか、ランナーの体型じゃないんですよね、胸板厚いし、色白だし、ムチムチしてるし。好きだけど ← 。白くてムチムチなのは役柄的に合ってると思うけど、胸板の厚さには少し戸惑いました。あっちゃんは、「神童」って渾名で、とても穏やかでお上品な感じかな。いいちこ飲んでたけど。見せ場のシーンで田舎の方言が出るんだけど、そこはグッときました。神童の穏やかさや優しさや仲間との絆への想いは作品にくっきり色を落としていました。
あとはやっぱり小出くんは素晴らしい役者さんだなと。さっき、焦点がぼやける云々と書いたけど、やっぱりカケルがメインじゃなくてハイジがメインで良かったと思う。林くんも素敵だったけど、やっぱりまだもうちょっと説得力が欠ける部分もあったと思うので、そこは小出くんがフォローというかカバーというか、引っ張っていっていたんじゃないかなと思いました。普段どんな方は存じ上げないのですが、演技してる時の小出くんは好きだなぁ。
なんだか取り留めのないまとまりのない感想になってしまいましたが、2時間が早く感じたし、見終わった後は爽やかな気持ちになります。もう1回くらい見に行ってもいいかなと思います。

*1:いわずもがなけーたいなんちゃらですよ

*2:STVホール

*3:何故か突然呼び捨て

*4:小出くんの役名

*5:林くんの役名

*6:いや、そういうテイストもあるけれど