Nのために

少しだけ余裕が出来た気がしたのでまた読書開始・・・・したい。

Nのために

「N」と出会う時、悲劇は起こる―。大学一年生の秋、杉下希美は運命的な出会いをする。台風による床上浸水がきっかけで、同じアパートの安藤望・西崎真人と親しくなったのだ。努力家の安藤と、小説家志望の西崎。それぞれにトラウマと屈折があり、夢を抱く三人は、やがてある計画に手を染めた。すべては「N」のために―。タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件。そして、その真実をモノローグ形式で抒情的に解き明かす、著者渾身の連作長編。『告白』『少女』『贖罪』に続く、新たなるステージ。

とりあえずこの人の作品、図書館にあるだけ読んでみようと思ってあと3冊だしってことで借りてみたんだけど、うーん。『告白』『贖罪』は後味は悪かったけど、引き込まれる勢いみたいのは感じられて、それはそれでぱぱっと読めていいかなと思ったんだけどこれはなぁ・・・。ひとつの出来事を複数の人物がそれぞれの目線で語っていく、っていうのがこの人のパターンなんだろうけど、そうなるとなんとなく読めてきちゃうのが勿体ないというか。こんなにトラウマのある人間たちが都合よく集まるかなぁ・・・。他の方のレビューを読んでると、1回じゃわからないみたいなこと書かれていたけど何度も読む気にはならないです私は。とりあえずあと2冊だから読破してみようと思う。
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