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何気ない毎日に君と色を添えていこう

蹴りたい背中

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蹴りたい背中

蹴りたい背中

高校に入ったばかりの蜷川とハツはクラスの余り者同士。やがてハツは、あるアイドルに夢中の蜷川の存在が気になってゆく…いびつな友情? それとも臆病な恋!? 不器用さゆえに孤独な二人の関係を描く、待望の文藝賞受賞第一作。第130回芥川賞受賞。

嫌いじゃないです。結局日常は何も変わらないんだけどほんのちょっとだけ心の中に変化が見える、というお話は。「蹴りたい」という感情も、主人公と全く同じ感情ではないかもしれないけれど、わかる、というか、かつてそういう感情を抱いたことがある、というか。「インストール」ほどの非日常的なインパクトは無いにしろ、前作より文章は少し洗練されたのかなぁと思いました。一気に読めた。
★★★