thanks a lot

何気ない毎日に君と色を添えていこう

薄暗い部屋の中で

また少し隙間が開いてしまった。時間の使い方が下手だなと思うのはいつものことなんだけど、上手く使おうと合理的に物事を考えるとその通りにいかなかった時に無駄に不機嫌になったりすることが多くて、向かないんだなと思います。いや、単に不器用なだけなんだろうけど。

蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫)

蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫)

って、事ではなくて。読み終えました。前にこの本を読んでいる時に限って「間が悪い」と思う出来事が、みたいな事を書いたと思うんだけど*1、あのあとそこまで「間が悪い」と思うようなことが起こらず、良かったなと。これ、短編だと思って買ったら、いや、短編なんだけど、3編しか入ってなくて*2、驚いたのだけれど、そうだな、表題の2編がやっぱり読み応えがあって好きかな。この人の文章のどこが好きなんだろうと思いながら後半は読んでいたんですが、この人の表現する「女」の女故のいやらしい部分、腹黒かったりねちねちしてる部分とか、そういう部分の表現がきっと合ってるんだろうなと思います。「風葬の教室」のイジメのところとか、こういうところが鼻につくからこういう風な行動するんだよな、とか、認めたくないけどわかってしまうっていう。きっと男の人にはわからない女の部分、なのかな、と。勿論、主人公の子の気持ちもわかる、と思ってしまう。「女から見た女」を描くのが上手いのかなぁと、勝手に思っております。基本的に、頭で読むっていうよりは、感情で読むタイプなのであたし。そんな感じでなかなか上位に食い込みました。
さて、次は何にしようか。

*1:そんな大げさなことじゃないけど

*2:どうでもいいけど、いつも本を買う時は「初めて読む時のドキドキ感」を味わいたいが為に流し読みだったりさらっとぺらっと見る程度だったするので、よくこういうことがある