thanks a lot

何気ない毎日に君と色を添えていこう

black joke

とりあえず読んだ。

黒笑小説 (集英社文庫)

黒笑小説 (集英社文庫)

「黒い笑い」がテーマなんだけど、黒い笑いだけあって、正直全部のお話が笑えなかった僕。怪笑小説・毒笑小説とシリーズもので、このふたつはシュールですごく好きだったから、楽しみにしすぎていたのかも知れない。若干私にはシュールすぎた。決して面白くなかったわけではないが。なんだか消化不良感は否めないかな。最初の方に入ってる寒川先生シリーズ*1は結構好きでしたけどね。この感じで続いてくれたら良かったのに、って思ったり。あ、【巨乳妄想症候群】と【インポグラ】は面白かったなぁ。なんか下ネタにはがっつくみたいで嫌なんだけど、でもなんていうか、性って悲しかったり微笑ましかったりするじゃない。その感じが面白かったかなぁ。【みえすぎ】は正直自分なら生きていけないと思ったし、【モテモテ・スプレー】もきついかな。【シンデレラ百夜行】【ストーカー入門】【臨界家族】【笑わない男】は、確かに「黒い笑い」かも。あとは好き好きなのかなと。最後の【奇跡の一枚】は正直可哀想だなと思ってしまった。どういう意図で書いたんだろう。そこまで読み取れなかったな。前2シリーズの方が好きでした。
怪笑小説 (集英社文庫)

怪笑小説 (集英社文庫)

毒笑小説 (集英社文庫)

毒笑小説 (集英社文庫)

*1:っていうのか?