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何気ない毎日に君と色を添えていこう

喇叭

再読。最後の方はお風呂で読んでいたので、のぼせそうになった。

淋しい狩人 (新潮文庫)

淋しい狩人 (新潮文庫)

オムニバス、というのか。ひとつの設定があってそれを軸として短編のお話がいくつか広がっていく、という。この本に限らず、そういう方が読みやすいし好きだな。ミステリの部分もいいけど、イワさんと稔のやりとりや関係が非常にいいなと思う。お話としては、ハッピーエンドなものばかりじゃないんだけど*1、もやもやして嫌な感じでは決してない。「うそつき喇叭」はなんとも言えない雰囲気だったな。
頭にも書いたけど、この人の本を風呂場で読むのは危険です。次は?次は?と止められなくなるので、のぼせます。前に「模倣犯」を読んだ時も半身浴しながら読んだけど、のぼせそうになったら一旦あがって休んでから*2また湯につかり、またのぼせそうになったらあがって休む、を何度か繰り返し、汗だくになりながら*3、お湯に入れてない指先がしわしわになるくらい長時間風呂場にいた、ということがあった。今回はのぼせる前に読み終えたので助かったけど。半身浴で汗をかくのはよろしいんだけど、あれはちょっとつかりすぎたと反省。でも、次の章まで、次の章まで、って読んじゃうんだよな〜。

*1:というかハッピーエンドのものが・・?と言う感じだけど

*2:勿論その間も目は文章を追っている

*3:途中で水を飲むものだから余計に汗が出る