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何気ない毎日に君と色を添えていこう

ヒロとシュウ

2010年に向けて予習第四弾!ででん!

ハルフウェイ (幻冬舎文庫)

ハルフウェイ (幻冬舎文庫)

プロデュース:小林*1・岩井*2、脚本演出:北川*3、音楽:小林、主演:きいちゃん*4、とくれば、見ない理由はない、と言うことで、緊急予習会でした。相変わらずのテイスト。でも、嫌いじゃない雰囲気。撮り方や映像に関しては、今までの予習会でも毎回思うことだけれども、こういう風に撮ってもらえていたら万々歳だな、と。ストーリーは抜きにして、そこだけはものすごく楽しみだなとまた確信した。
細かい感想は後日。今日はもう寝ます。 感想を追記した。

【ハルフウェイ】





ということで、感想。相変わらず被写体を清々しく瑞々しく撮る事に長けているなぁと。内容的には田舎の高校生の恋愛を描いたお話だから、ふーん、あぁそういうことで悩むよねぇ、という感じ。舞台が小樽だったからか、同じような経験があるからか*5、今なら「発展的離別」とかなにかと理由付け出来る様な事柄でも、彼女らにとってみると一大イベントなんだよな。大学をとるか彼女をとるか*6。そばにいたいけど、夢はかなえて欲しい、行って欲しくないけど行って欲しい、という気持ちはわからなくない。最初は、おいおいもっと彼氏の事考えてやれよと思って見ていたけど、自分が高校生の頃ってそこまで相手の気持ちや状況をきちんと見ることが出来ていたかその上で思いやる事が出来ていたか、というと疑問なので、他人の事は言えないな〜まぁこういう時代もあるよね〜なんて一歩引いてみると、ある意味感慨深かった。主演のきいちゃんの役のヒロの言ってることがコロコロ変わって、それは恋する乙女心なのか、表情もコロコロ変わって、そういう変化を上手く捉えている映像を見ていると、2010年に向けてわくわく感が募ります。駅で見送る時のきいちゃんの表情は、一気に大人びていて、うん、面白いなぁ、と。最後の、「行かないで欲しいです」と泣きながら笑顔で告げるヒロはかわいいなぁと思ってしまった。きっと、これ、を見せたかった(撮りたかった)んだろうな。こういう表情を押さえる撮り方を2010年の方でもしてくださっていると、本当に嬉しいなと期待してしまう。

10代の恋愛模様をリアルに描くため、台詞の無い台本を役者に渡し、ほとんどのシーンが役者自身の言葉によるアドリブで撮影された。


時々、お互いを探り合っているような間合いがあって、その空気感がいたたまれなく感じる事もあった。ケンカのシーンでも、ヒロ*7の迫力にシュウ*8が圧倒されているような印象を受けたのは、どっちなんだろう。シュウも所謂草食男子だし、おかだくんもそのイメージにかぶるから演技なのか、素なのか*9と思ってみたり、気恥ずかしかった。あと、りいさたんがかわいかったっす。プラス、大沢さんは説得力があって、彼がいることで作品に深みが増していた気がする。
監督脚本が北川さんなので、なんていうか、ワールド発揮である意味相当面白い。なんだかんだ言っても「愛していると言ってくれ」は大好きだったし、未だに弘人*10は乙女の夢だろ、と思うので、今回ももれなくおかだくんの「おいで」にぐっときました。あ、一方的に怒っている彼女に向かって、笑顔で「おいで」って手を広げてカモン!なシーンのことなんだけど、女子はもれなくきゅんとするよね、っていう。あとは、テニスの審判台の上に立って後ろから抱きしめる(※所謂あすなろ抱き)シーンも、おいおいどこのディカプリオだよ!と心の中でツッコみながらも、嫌いじゃないと思ってしまう辺り・・・。やっぱり北川脚本+若手いけめそ俳優(雰囲気・色気のあるタレント・アイドル)=乙女の妄想=おれの萌え、の部分は否めない。

*1:武史さん

*2:俊二さん

*3:悦史子さん

*4:北乃さん

*5:似たような?

*6:大人になって「仕事と私、どっちが大事?!」とか言い出すとあれなのでやるなら学生時代に済ませておいた方がいいイベントのひとつ

*7:きいちゃん

*8:おかだくん

*9:まぁ素ではないだろうから、そういう性質の人なのか?

*10:ひと恋