ジェネラル・ルージュ

昨日読み終わったよ。

ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)

ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)

お友達から「これがいちばん面白いってよー」という話は聞いてたんだけど、確かに。いや、バチスタも面白かったけど。っていうか、ナイチンゲールが・・・*1。このお話って、ナイチンゲールの時期とかぶってるんだね、そういえば、ナイチンゲールの時のグッチー忙しそうだったもんな。巻末についている時系列の表がなかなか面白い。
3作の中でいちばんスピード感を感じられるお話だった。頭に映像が浮かびやすいから*2、ドラマか映画でも見ているかのように、流れるようにすいすいと読み進んでしまった。特に下巻。それはきっと速水先生の性質によるものだろう。テーマも難しいよな。読みながら遠い昔に習った「白河の清きに魚のすみかねて もとの濁りの田沼こひしき」を思い出したんだけど、いや、私服肥やしてたわけじゃないけどさ、なんでもかんでも「悪い事は悪い！」と言うのもいろいろとやりづらいよなー、と。正しいことが常に正義と言うわけでもないよなーとか。というか、速水先生ははたして正義なのかな、と。何を優先するかによっても違ってくるだろうし。うん(´ー｀)　うん、でも面白かったなぁ。久々に読み終わったあとに「あ、終わっちゃった・・・」と思った。
これ、ドクターヘリも出てきます。新春コードブルーでもドクターヘリ、先日放送されていた交渉人SPでもドクターヘリ、そしてこれでもドクターヘリ、で、時々えーっと、どのドクターヘリだっけ？と思ったりもした(笑)
映画化もされているけど*3、確かにこれは映像にしたら映えるだろうな。

*1:面白くないわけではなく、理解し辛い？

*2:文字を追う⇒脳内でオリジナル映像に変換、という読み方なんです

*3:今週末から公開？