thanks a lot

何気ない毎日に君と色を添えていこう

カレーライフ

終わっちゃった(´_`。)

カレーライフ

カレーライフ

人は死ぬものなのだと知ったのは、カレーライスを食べた後だった。その死が僕とカレーを結びつけ、もう一つの死が僕の背中を押した。長く奇妙なその旅に、僕の平穏な生活は丸ごとのみ込まれていった。それでも僕は、カレーライスが大好きだ。カレーライスを作る時、無闇やたらと幸せな気分になることがある。僕らみんなが、何か大きなものに包まれているような気がするのだ。史上初、大盛カレー小説!富士・米国・印度・琉球を縦横無尽、ボリューム満点1300枚。


まだ雪の頃から読んでいて、途中で止めたり他の本読んだりしてたのは、読み終わったら舞台が始まって、そして始まったら終わってしまうと思ったからなんだけど、結局読み終わらなくても初日はやってくるので腹くくって(笑)読了。最初、カレーの話って・・・?と思ったけど、最後は爽やかな感じで読み終わりました。長かったけど面白かった。現実だとしたら、そんな上手くはいかないんだろうけど、それでもこの終わり方は微笑ましくて爽やかで私は好きでした。
タッくんがこの舞台に出演するからという理由で読み始めて、主なキャストがわかっている状態で読み始めたので、まぁコレに限らずだけど、キャストがわかっている場合は頭の中でそのキャストを動かして読み進めるという読み方をするんだけど、読んでいるうちに主人公に自分を投影してて、主人公の成長が純粋に嬉しかった。
タッくんがサトルをどんな風に演じるのかもすごく楽しみだけれど、蒼くんがケンスケをどんな風に演じるのかが楽しみになった1冊でした。
★★★★