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何気ない毎日に君と色を添えていこう

the demon barber

見たよ。しかも、昨日の夜中、故に今日寝不足。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)

ティム・バートン×ジョニー・デップ、という事で、楽しみにしてたんだけど*1、やっぱり夜中に見るもんじゃないなぁと。R-15作品。一応、隠します。

【スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師】



相変わらず、世界観とか音楽とかは好きな雰囲気*2だったんだけど、やっぱりちょっとグロテスク・・・。さすが15禁。見てて喉と首*3が痛くなるような、そういうシーンになるとつい自分の首を触ってしまった。当然ながら偽物の血なので、妙な色をしている分*4、あぁ作り物(作品)なんだなと一瞬でわかるからそこまでリアルにショッキングではないにしろ、いや、やっぱり衝撃的か。でも、ミュージカルをそのまま映画にしているからなのか、ティム・バートンマジックなのか、変な緊張感もなく、なんていうか独特の世界観だよなぁと。映画を見ているというよりは、ディズニーの「ホーンテッド・マンション」のようなアトラクションにでも乗っているかのような感覚。若しくは、カラーの飛び出す絵本でも見ているような感覚。嫌いじゃないです。寧ろ、そういう鮮やかで少し不気味な雰囲気は、好きです。グロいのは苦手だが。
ストーリーとしては、やるせない、哀しいお話。最初はまったくの被害者だったのに、どこから間違っちゃったのかなぁと考えると尚更哀しい。最後の最後の展開は、ある程度予想できるにしても余計にやるせない気持ちに。そして、あの子はその後どうなったんだろう、メイクも変わってたし・・・。あと、船乗りと娘もどうなったのかな。
まぁありがちといえば、ありがちなストーリーだけに「すっごく面白い!」という訳でも、見終わった後のスッキリ感みたいなものはないけれど、この映画に関しては「ストーリー重視」ではないと思うから、まぁその辺は、って感じかな。高尚にいえば*5「世界観を楽しむ」作品だと思う。自分があのパイ屋の客だったら、と視点を変えて冷静になってしまったら、それはそれでものすごくホラー。そういう怖さを感じてしまうのは非常に日本人的*6
ところで、船乗りの子*7がどうも平成の某Uやくんに見えてしまって*8、以降登場の度に「Uや、しっかりしろよ!」「Uや、空気読めよ!」と心の中で必要以上に叱咤激励してしまった事は許してください。おでこの感じと目の雰囲気が似てるんだよなぁ、なんていう子か知らないけれど。んで、07年にしろ×んがこのミュージカルに出演されていたのは存じていたが、何の役かまでは知らずに見たのだけれど、やっぱりこの頼りなさ気な船乗りの役だった。そうなると、どんな風に演じたのか気になるところだな。

*1:劇場にも行きたかったけど内容が内容だけに

*2:このメイクでさえも、カラー、だよな

*3:頭から落とされるから首があらぬ方向に折れてしまうシーンがある

*4:あまりに鮮明な赤すぎる

*5:高尚って自分ブゲラ

*6:いや、あたしが

*7:アンソニー役の子

*8:窓を見上げる表情なんかは特に