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何気ない毎日に君と色を添えていこう

ヘブンズ・ドア

試写会へ行ってきた。2月7日公開です。

今回、マイ/ケ/ル・ア/リア/ス監督と福/田まゆこちゃんと長/瀬くんが舞台挨拶に来ていました。監督は気のよさそうな外人さん、まゆこちゃんは大人びた中学生、ながせくんはでっかいベイベ、でした。ネタバレ含むので続きにて。

のこり3日の命。人生の最後くらい、最高のエンディングが欲しくなった。

ある日突然、余命数日と宣告された勝人*1とあと一ヶ月も持たないと言われていた春海*2。ふたりが病院を抜け出して盗んだ車で海を目指す。その車には拳銃と大金が。強盗と誘拐の容疑で、警察と謎の組織に追われながらも、死ぬ前にやりたいことを叶えていくふたり。
と言う感じのストーリーで、まぁベタといえばベタなお話ですが、どんでん返しや吃驚がないのでふたりのやりとりに焦点を合わせやすく、そこが見所なのかな。余命僅かと宣告された時の勝人の表情と、お薬屋さんでの春海の表情と、実家の前まで来て「怖い」と言う勝人の表情、が私はいちばん印象的だった。舞台挨拶の時にながせくんが「死を宣告されて、死ってなんだろうって考えるんだけど、いろいろやってるうちに自分が死ぬってことが頭からなくなっているんだけど、ふとした瞬間にまた思い出して、また考えるんだけど、忘れちゃって、って繰り返していく。でも、勝人は最期精一杯生きたんですよね」と言うようなことを言ってたんだけれども、まさにその通りの映画でした。舞台挨拶で全部言っちゃってるともやベイベ。あ、エンドロールの映像もすごく好きな雰囲気だったかな。テキーラが飲みたくなる1本かなと。号泣、まではいかないけれど、ほろっと涙するような、帰り道の景色がいつもよりも少しキレイに見えるような、そんな映画でした。
キャストとしては、黄/田川/将/也さんが出演されていて、あ、マイボスで兄弟役やってたよな〜と思ったり、また三/浦/友/和さんが刑事役だったり、長/塚/圭/史さんが正しく悪人顔だなぁと思ったり、結構いろんな方がちょい役で出演されていて、豪華だなぁと。あ、噂のにのみやくんも出てました。田舎のホストクラブのホスト役。ちょうチャラかった。春海の死ぬまでにやりたいことのひとつに「カッコいい男の子とキス」というのがあって、それを勝人が叶えてあげるためにホストクラブへ行って、「こんなかからカッコいいヤツ選べ」って選ばれたのがにのみやくん。半ば強制的に指名されたカタチなんだけど、にやっと笑って春海の肩に両腕乗せて唇を近づけてゆく・・・っていう。突然の登場に会場が少し沸いていました。
最初、有料だし*3、行こうかどうしようか迷っていたんだけれども、行って良かったな、と。こんなきっかけでもないと意外に足を運ばないんだよな、映画館って。

*1:ながせくん

*2:まゆこちゃん

*3:といっても普通の映画鑑賞と同じ値段だけれども