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何気ない毎日に君と色を添えていこう

黒執事〜千の魂と堕ちた死神〜

5月19日マチネ公演を見に行きました。ロイヤルシートでの観劇。ど真ん中!近い!という席だったので、全体を見ることは出来なくて残念。皆さん、ダンスのお上手なひとたちだし、アクションも見どころの一つなので、引きでの画も見たかったなと思いつつも、グッレグレにされてきました。前日、FROGSをシアターグリーンで観劇して前回公演はDVDでしか見てなかったから「ここから始まったんだ」としみじみ実感していて、だから公演前にほぼ満席のアクトシアターを見渡した時に泣きそうになったりしたんですよね(笑)立見席も出てたし。前回の黒執事アクト公演が決まった時にタッくんが「こんなに広い会場でできて嬉しい」って何度も言ってて、当時の私としては1300席くらいのキャパでそんな風に言うんだと印象的だったんだけど(※なんせ追っていた人たち東京ドームとかでやってたので。コンサートと演劇一緒にするなって話だけど)、その会場をこんなにいっぱいにして、嬉しいだろうなって思ったらたまらなくなったわけです。
正直グレルしか見てないし見えない席だったので、全体のバランスを全然把握してない上で、超私的な感想でも。

そのグレルさんですけれども。出番増えてたー!ダンス、めっちゃ踊ってたー!自由度増してたー!妖艶さも増してたー!ってことで見事にグッレグレにされました。いや、タッくん、すげぇ。の一言です。だって、前回だってあんなに完成度の高いグレルだったんだもん、まさかこんなにパワーアップしてるなんて思わないじゃん。出番も増えてるなんて思わないじゃん。出番が増えたってことは、今までのグレルの評判も良くて愛されてるからって思っていいんだよね。登場の「おまたせー!みんなのアイドル、グレル・サトクリフDEATH☆」で拍手がおきてたんだけど、グレルどんだけ愛されてるんだろうか(o゚艸゚o)
死神派遣協会のテーマ、全体的に機械っぽいアレンジになっていて、イントロの前にロボットダンス(?)が増えていました。前回あった「その1!」や「魂!」「でぇーす!」などの合いの手じゃないしなんて表現したらいいのか分からないけど、台詞っぽく言うところはなくなっていて、だけどロナウドによるRAPが増えていたり、そのRAPの間にグレルさんが他の死神派遣協会職員引き連れて踊ったり(そしてそれを目の前で見て私は瞬きも呼吸も忘れた)、ボリュームアップしてました。曲のアレンジとしては前回の方が好きだけれども(※RAPは食傷気味)、ダンサー引き連れてのグレルのダンスは圧巻です。あのヒールでよく踊るわ…。ちなみにどうでもいい報告ですが、私の好きな台詞である「はぁーい、働きなさい、ありんこたち」は削られずにありました、良かった。ただ、死神派遣協会のテーマのすぐ後だから拍手にかき消されそうだったけど。
グレルと言えば「R指定」・・・の前のセクシーランジェリー姿でのシーンでの台詞の言い回しも前回よりこなれた感じになってました、いい意味でも悪い意味でも。いい意味かなり多めだけどね。そして「R指定」ですが。妖艶な雰囲気が増してた。あと、グレルの妄想が具現化したダンス、というのかな、妄想のダンスがあって、赤い天使の羽をつけたセバスとウィルがグレルに言い寄るという内容なんだけど、グレルとセバスの2ショットやウィルから赤いバラをもらうとかでグレルの願望叶って良かったね><っていう。
あとは、表情が豊かだったという印象も強いです。顔の筋肉痛くなりそうなくらい色んな表情をころころころころ。歌の時も豊かだったなぁ。「チェックメイト」の時に最初はふざけてるんですよね、あと2幕の最初にドレスアップしてお出掛けするから手袋をはずしてネイルのチェックしたりしてるんだけど、曲の終盤に近付くにつれてお仕事モードになるのか、めちゃくちゃ男前な表情で歌うんですね。まぁ「愛撫〜」とかなんだけど歌詞(笑)でもあの時の表情が忘れられません、めっちゃオットコマエ!

前回公演の時も感じたけど、初演(音楽舞闘会)に比べて、ミュージカル版は黒執事の世界観が軽くなったというか、原作の世界観に忠実なのは初演(音楽舞闘会)だと思っていて。というのはあの賛否両論のセバスの演歌とかね(正直グレルのランジェリー姿のR指定も含まれると思う)、キャラクターが若干暴走気味だなと感じたんだけど、派手でゴージャスだから音楽舞闘会ではなく、敢えて「ミュージカル」にしたんだろうなと理解していて、多少の違和感はありつつも、やっぱりキャスト寄りなのでそれも面白いじゃんと思って観ていたクチなのですが、今回はさらに自由度と派手さが増して、さらにはエリックとアランの関係が前回ほど濃くないので、原作の重厚で薄暗い世界観が好きな人はどう感じるのかなとも思った。「契約」や「チェックメイト」や「Hallucination」辺りは重厚だけれど、ストーリーというよりは、キャラクターの色の方が濃い気がして。私はほぼグレルしか見てないので、出番増えてるダンス増えてるはウハウハでしかないんだけれど、全体のバランスを見るとどうなのかなと思わなくもない。
そうそう、エリックとアランの関係ですが、前回ほど濃厚ではありませんでした。気持ちの重さ的に前回は完全にエリック>アランだったけど、今回はエリック<アランのように感じました。エリック役のらちくんがパンフレットで「(自分で勝手に想像した背景として)きっとエリックには過去にも死神の棘で先輩を亡くした経験があって、それ故また同じ死神の棘でアランを亡くしたくないと強く思っているのではないか」と言うような事を言っていて、多分そういう理解で演じていたからだと思うけど、アレっぽさは薄れていたと感じました。だから余計にキャラ祭りみたいに感じたのかな。というのも、グレルもかなりの祭りっぷりだったけど、ドルイットもかなり弾けてたからなんですが。前回の藤田ドルイットもぶっ飛んでて最高にへんたい(※褒め言葉)で引き継ぐの大変だろうと思っていたけど、ヒデイット様も超ウルトラナルシストで最高にへんたい(※褒め言葉)で素晴らしかったです。アニメっぽかった〜。超こしゃくだった(笑)
シエルに関しては、私はそこまで違和感を感じなかったです。きっとしょごえる>>>>>>>(越えられない壁)>>>他のシエルと思っているからだと思うけれど。たけとくんのシエルは兎に角小生意気でした。溢れ出す小生意気さ。ニシエル可愛かったけど、私にしては少しロリっぽく感じていたので、それよりは少年っぽさがあったかなと。不機嫌に目を細めて蔑んでいる様子はシエルっぽかったと思いました。あ、最後坊ちゃんをお姫様抱っこし続けるセバ下さんがすごかったです。結構長い時間抱いているのに、腕ぷるぷるしてなかった。地味な感動ポイント。

タッくんにおかれましては、そうそう前回よりも腕ががっちりしていたので、どんな風になるかなと心配だったんですが、うん、まぁ、ドレスの時はちょっと目立ってたよね。でも、思ってたより筋肉質じゃなくて(カワイクのケントがムキムキだったからさ)、安心しました、ってそんなことよりも驚きの肌の白さ!脇もツルツルだったわ(*゚∀゚*)網タイツの柄が変わっていたけど美脚は相変わらず。ランジェリー姿での、背中向けて肩出すところなんて妖艶すぎて何か出そうになったわ。ぴょんぴょんしてるから腹チラするし(そしてチラ見えする腹筋w)。スーツ姿でのV字開脚もインパクトあったわ。グレルって下品なところあるけど、今回はその下品さも出してきてたよね。演じるにあたって一皮むけたっぽい印象も受けたんだけど、そのあたりどうなんだろうね。ネットで拾った感想ではグレル出過ぎでウザイってのも見かけたけど、確かにそう感じるほど出番があったのは嬉しいです。再演でストーリーも変わってないのに出番増えたって嬉しいことだなって感じてます。1回しか見てないし、今度は俯瞰したいなということで早くライビュ観たい(´Д`)